タスク管理まとめ (2009年版)
仕事のタスクを管理する方法をちょこちょこ変えていたが、だいぶ落ち着いてきたので一度まとめておく。今の仕事では、基本的にPCの前にいるので、タスク管理はPC上で行っている。
ソフトウェア(Windows)
- VirtuaWin
- Outlook
VirtuaWin
仮想デスクトップを4つ作って、それぞれ (1) win+A (左上), (2) win+S (右上), (3) win+Z (左下), (4) win+X (右下)でアクティブなデスクトップが切り替わるようにショートカットキー設定する。その他に、win+Vで「選択中のウィンドウをすべての仮想デスクトップで表示する」「現在アクティブなデスクトップのみで表示する」という切り替えを行えるようにする。
Outlook
Outlookは次のように設定しておく。
メールを受信した時に、ポップアップを表示しない メールをプレビューした時に、自動的に既読にしない ツールバーに、選択したメールを未読にするボタンを表示
仮想デスクトップ
4つの仮想デスクトップを次のように割り当てる。
- 左上: メイン。ドキュメントを書いたり、調べものをしたりする作業スペース
- 右上: タスク管理。Outlookのメモ(付箋)で管理
- 左下: スケジュール。Outlookのカレンダー
- 右下: メール。Outlook
1. メイン (左上のデスクトップ)
Webブラウザ、エクスプローラ、IMクライアントが常に立ち上がっている。必要に応じてテキストエディタやWord, Excelなどを使う。
2. タスク管理 (右上のデスクトップ)
いろいろ試してみたが、結局タスク管理はOutlookのメモに落ち着いた。
デスクトップを縦に3分割し、(左) その週に終わったタスク(Weekly Status)、(中) 次にやること(Next Action)、いつかやることなどのリスト(Someday)など、(右) プロジェクトごとのタスクリスト。真ん中は上下にも3分割し、上がカテゴリ分けできないちょっとしたタスク(Adhoc)やミーティングなどで確認する項目(Agenda)など。真ん中が次にやることリスト(Next Action)、下がいつかやることリスト(Someday)。右側は、プロジェクトごとに1つのメモ。
処理の仕方は次の通り。
- 次にやることリスト(Next Action)の一番上のタスクを処理
- 終わったタスクは左(Weekly Status)に移動
- プロジェクトのタスク等から、次にやることリスト(Next Action)へ優先順に応じてタスクを移動
- 次にやることリスト(Next Action)を並べ替え(優先順を見直す)
- 終わったタスクは、プロジェクトごとなどにカテゴリ分けして記載している。その日に行ったタスクが分かるようにしてある(各カテゴリ内で、その日最初に処理したタスクだけ先頭のマークを変えている)。これは、一日の終わりにタイムシートをつける時に、どのプロジェクトにどのくらい掛かったかをざっと把握するため。
次にやることリスト(Next Action)からなかなか消えないタスクは、だいたい曖昧なものであることが多いので、さらに分割して細かいタスク(具体的なもの)に分ける。また、次にやることリスト(Next Action)に入れるタスクは、多くても7,8個程度にしておく。
3. スケジュール (左下のデスクトップ)
Outlookのカレンダーを別ウィンドウで開き、月刊表示にして最大化。
4. メール (右下のデスクトップ)
Outlookのメールを最大化。メールの自動振り分けは、定期的に自配信されてくるメルマガのようなもの意外は行わない(すべて受信トレイに溜まる)。受信トレイのメールはざっと目を通したら各フォルダに手で振り分ける。フォルダはおおまかに次のように分けている。
+- 受信トレイ
+- @Action
+- @Reference
| +- Info
| | +- General
| | +- Personal
| |
| +- Project
| +- Archive
| +- On going project A
| +- On going project B
|
+- @Someday
| +- Pending project C
|
+- @Trash
| +- System Message
| +- Noise
|
+- Weekly Status
処理の仕方は次の通り。
- 関連のあるメールが複数来ていたら、一番新しいものを残して振り分ける
- 読んで終わりのものは捨てる
- 後で参照しそうなものは、Ctrl+Wで既読にして、@Referenceのどこかへ
- 対応が必要なものは、未読のまま@Actionへ
- 誰かの対応待ちのものは、Ctrl+Wで既読にして@Actionへ
- いらないと思うけど一応取っておいた方が良さそうなものは、Noiseへ(3ヶ月以上古いものは適当に削除)
作業フロー
だいたいこういうルーチンで処理していく。
朝
- Outlookを立ち上げる。
- Win+VでOutlookをすべての仮想デスクトップで表示するように切り替える
- Win+Zでスケジュール用のデスクトップへ。カレンダーを別ウィンドウで開いて、最大化。スケジュールの確認
- Win+Sでタスク管理用のデスクトップへ。タスク管理のメモをすべて選択してEnterで一気に開く。タスクの確認
- Win+Xでメール用のデスクトップへ。Win+Vでメール用のウィンドウをこのデスクトップだけで表示
- 月曜の朝だけ、先週完了のタスクリストをメールにコピペして自分に送信し、終わったタスクのリストをクリアする。
仕事中
- Win+X。メールの整理
- Win+S。タスクの整理と次のタスクを確認
- Win+A。次のタスクを処理(終わったら1へ)
作業中に何か思いついたら(新しいタスクなど)、新しいことには手をつけずにタスクリストに追加だけして、作業に戻るようにする。
帰り
- Win+Sでその日完了したタスクを確認
- タイムシートに記入。メモを全部閉じる(Escでアクティブなメモが閉じられるので、Esc連打)
- Win+Zでデスクトップを切り替えて、カレンダーを閉じる
- その他、起動しているソフトを終了し、シャットダウン
その他
- ファイルもほぼメールと同じような振り分け方をしている。メールと違うのは、@Actionの下には稼働中のプロジェクト用のフォルダがあることと、@Trash, Weekly Statusがないこと
- ちなみに、作業用のフォルダは、iColor Folder で色分けしている
- VDTタイマー を使ってアラートを出し、定期的に目を休めるようにしている
- テキストエディタは サクラエディタ を使用。正規表現を使って、会社で使っているwikiのシンタックスも色分け表示ができるようにした
- CLCL に定型文(wikiとかhtmlとか)を登録している
- ソフトの起動は、Launchy から行っている
ちなみにOutlookを使っているのは自分の好みではなくて、会社の都合。Outlookの「仕事」(To-Doリスト)ではなくて、メモ(付箋)を使っているのは、色分けして画面いっぱいに広げておけて、タスク全体が把握しやすかったから。